アジアへのインターンで英語とビジネスを学ぼう!

最近では“アジア”で英語を学ぶことが大変注目されています。「アジア」の指す範囲はとても広く、住む地域によって共通する文化や異なった文化があったりと様々な側面を持っています。今回のテーマである「英語学習」においても、そんなバラエティーに富んだ「アジア」だからこそ得られるメリットが沢山あります。本記事では、アジアで英語を学ぶというのは一体どういうことなのかを解説していきます。

アジアで英語を学ぶ人が増えている!!

「英語を学ぶ国」として、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアを真っ先に思い浮かべませんか?これらの国は今も昔も英語学習国として高い人気を維持しています。それに対して今急激に人気を伸ばしているのが「アジア」です。特に東南アジアで英語を学ぶ日本人の数は年々大きく増加していて、過去10年で10倍以上に増えています。この増加の背景にはアジアの物価の安さがあります。欧米に比べ移動費や生活コストが低く、滞在期間を延ばしたり、余った予算で別の経験をしたりと、より自身の学習に投資ができます。また、現在著しい経済成長を遂げている新興国のエネルギーを肌で感じられるのも人気の理由です。

日本人が思っている以上に英語はアジアで話されている

アジア=英語をイメージする人は少ないかもしれません。しかし、アジアが植民地とされていた時代に英語は共通の言語として広く普及しました。また、東南アジアはアジア全体の国際ハブとして機能していて、世界中から人と物が集まる場所に位置しています。そういった背景から、東南アジアでの英語の使用頻度は非情に高くなっています。また、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インド、パキスタン、香港では英語が公用語にもなっています。

英語が公用語である国はもちろん非公用語国でもビジネス上では英語が必要となっています。仕事中の全ての会話(メール、電話、ミーティング、文書)は英語で行われます。日本とは異なり、急速に成長を続けていることに加え、多国籍な環境が英語の必要性を高めています。

【豆知識:公用語って何?】

公用語とは、公の場での使用を認定された言語のことです。日本では国家語と公用語が一致していて、国家語も公用語も日本語です。しかし、多民族国家などでは国家語に加え、共通言語として英語などの言語が公用語として定められています。

2016年の世界国別の英語能力ランキング

下記の順位はスウェーデンにある世界最大級の語学学校EF Education Firstが計測した各国成人の英語力のランキングです。

6位 シンガポール
12位 マレーシア
13位 フィリピン
22位 インド
27位 韓国
30位 香港
31位 ベトナム
32位 インドネシア
33位 台湾
35位 日本

日本は72か国中の35位で、英語能力は低いとされています。日本の上位には英語が公用語であるシンガポール、マレーシア、フィリピン、インドに加え、英語が非公用語である韓国、香港、ベトナム、インドネシア、台湾がランキングされています。このことからもアジアでは日本よりも英語環境が整っていることがわかります。

各国の英語の特徴について

「アジアの英語は訛っている」なんて聞いたことのあるかもしれません。ですが、英語を話す時にに訛っているといった感覚はありません。アクセントが違うだけです。アメリカの人から見ればイギリス英語、オーストラリア英語はアクセントが違います。イギリス、オーストラリアの人から見れば、アメリカの人が話す英語はアクセントも表現も違います。

また、世界全体で見るとネイティブスピーカーは少数派です。むしろ英語ネイティブではない人との共通言語として英語が用いられることが多くなっています。インターン海外では、相手がどこの国出身だろうと英語を使って確実なコミュニケーションが取れる。それがグローバル人材だと考えています。各国の英語を訛として考えるのではなく、各国の文化的、言語的特徴の表れだと考え、違いを楽しみましょう。

シンガポールの英語

シンガポールは英語が広く通じる国です。ビジネスといったフォーマルな場面で特徴は少ないのですが、カジュアルな場面では、「シングリッシュ」と呼ばれる特徴的な英語を用いることが多いです。シングリッシュは中国語やマレー語、タミル語といった様々な言語の影響を受けていて、多民族の象徴でもあります。「Lah」を語尾に付けるのが有名です。「Lah」自体に特に意味はないのであまり気にする必要はありません。こういった表現で親しみを込める効果があるそうです。確かに、「ok lah」といった表現はかわいく聞こえます。

フィリピンの英語

フィリピンでは公用語として英語が用いられているため、英語がほとんどの場面で通じます。アメリカの統治下だった歴史から、フィリピンの英語はアメリカ英語に近くなっています。また、日本よりも英語の教育水準が高くなっています。フィリピンの人はゆっくり話すことが多く、日本人にも聞き取りやすい英語になっています。アメリカ英語を勉強したい方にフィリピンは非常におすすめです。

インドの英語

ビジネスの場面でインド人の英語力は非常に高いです。母語となるヒンディー語の影響を受けたインド英語は聞き取りづらいと言われますが、根本的な特徴としては英語をスペル通りに読むことです。また、インド人はフレンドリーで話しやすく、日本人のわかりづらい英語でも理解してくれます。シンプルな英語を使うことが多く、実用的な英語が身に着けやすい英語環境です。

タイの英語

タイの英語の特徴としては、語尾が疑問文のように上がることです。また、発音がタイ語の影響を受けています。具体的に挙げると「N」の発音を「L」のように発音します。

しかし、ビジネスの場面においてはタイ英語の特徴は少なく、問題なく英語でコミュニケーションを取ることができます。タイにおけるビジネスでは日本以上に英語が話されています。

日本の英語

日本の英語の特徴をあまり意識したことはないかもしれませんが、日本人の英語は独特です。日本語は子音で終わる発音が少ないため、子音の後に母音をくっつけて発音することが多くなっています。また「R」と「L」、「S」と「 TH」は日本語にはない発音であったり、区別しないので、日本人以外からは聞き取りづらく感じます。また日本語は口を大きく開けて話す言語ではないため、発音もクリアでない人が多いです。

アジアで英語を学ぶメリットって?

上記で上げたコストの他にもアジアで英語を学ぶメリットはいくつかあります。

自信を持って現地人の中に飛び込める

アジアでは英語を母語とする方が少ないので、英語非ネイティブの方が話す英語に対して高い理解があり、多少のアクセントの違いであれば問題無く聞き取ってくれます。アメリカやイギリス等では物怖じして話しにくかった方でも、自信を持って話せるケースが多いです。

スラングが少ない

アジアではシンプルな英語表現を使うことが多く、スラングで会話が成り立たないといったこともありません。一度覚えた表現は、英語環境の場であればほぼ通用します。

日本人には多くのチャンスがある

アジアには様々な場面で日本人の需要があります。チャレンジできる事の幅が増えれば更に自分を成長させることができます。インターン海外にも数多くの企業様から日本人インターンを求めて依頼が来ています。これは大きな日本人マーケットを持つアジアだからこその特徴です。

まとめ

世界では急速な成長とともに、英語が必要とされています。アジアの英語環境では様々な国籍、民族、人種の方とコミュニケーションを取ることができます。グローバルな環境に対応するためには、アメリカ英語やイギリス英語だけ理解できても不十分です。その感覚を肌で感じられるのはアジアで英語が学ぶ際の特徴です。この機会に皆さんもどんな目的で英語を学んでいるのか考えてみてはいかがでしょうか?アメリカ語・イギリス語として学んでいますか?それとも世界共通語としてでしょうか?

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