Q. 簡単なご紹介をお願い致します。
大学4年生に当たる代で1年間休学をしました。シンガポールで半年間、語学学校に通って英語力の向上を図ったのち、3か月間の短期インターンシップを行いました。
Q. 海外インターンシップに挑戦した切っ掛けはなんですか?
大学4年生で本格的に就活を始める前に、少しでも自分の軸を見つけたいと考えたのがきっかけです。もともと海外に興味があり、大学生のうちに留学したいという思いはずっと持っていました。
しかし留学だけでは自分の力を実践の場で試すことが出来ず、少しもったいない気がしていました。就活前に社会的な経験を身に着けたいという考えもあって、語学留学とインターンを組み合わせることに決めました。
Q. インターンシップ先をシンガポールに決めた理由はなんですか?
シンガポールは経済発展が著しく、東南アジアのビジネスハブとして知られています。そういった環境でインターンを経験することで、スピード感のあるビジネスの成長過程を感じることが出来ると考えました。
そしてシンガポールは世界的に見ても治安が良く、住みやすい都市とされています。海外とはいえ、やっぱりある程度の生活水準は満たしたいという思いは譲れませんでした。
また、多民族国家であるシンガポールでは様々な国の人たちが一堂に会します。様々なバックグラウンドを持ち、文化・価値観の違う人たちと同じ職場環境で働くことで、今後のグローバル化の波に対応したいと考え、シンガポールへの渡航を決めました。
Q. インターンシップ中のお仕事について聞かせて頂けますか?
私は人材紹介会社でインターンをしていました。私が主に担当していたのは、インターンシップ事業のWEBマーケティングのサポートです。
日本語サイトへのコンテンツ作成や編集が一番大きな業務内容でしたが、海外サイトやSNSの管理も任せていただきました。海外版の業務の際は、マネージャーの方と英語でのやり取りです。そのため、日本語と英語を同時に駆使して仕事をしていくという状況でした。
また、営業のお手伝いも同時にやらせていただきました。現在人を募集している企業を新たに探して、リストを作成するというのが基本でした。すごく地味な作業ですが、こういった道のりがあって初めて営業が成り立ち、ビジネスが拡大するということを学びました。特に、パートナーになっていただく企業にアポを取りに行くのを任せていただいたことは、私にとって新たな経験でした。
どちらも日々の地道な努力が必要な仕事でしたが、自分が投稿した記事やSNSを通して問い合わせが来たり、新たなビジネスチャンスに貢献できたことを実感できた時は達成感があり、更なるモチベーションに繋がりました。
Q. 海外インターンシップに参加して良かったと思う点はなんですか?
海外にきて、精神的にかなり強くなったと思います。日本との生活の違いや価値観の違いは普段の日常生活でも、仕事の面でも日々感じます。
先ほどもお伝えしたようにシンガポールは多国籍国家とだけあって、社内では様々な国の方が集まっています。それぞれ文化が違う中、基準を揃えて物事を進める大変さやコミュニケーションの大切さを改めて実感しました。
海外版のインターンシップ事業では世界中の学生が相手でした。時差や相手の国の常識などを理解したうえで仕事を進める必要があり、グローバルビジネスを肌で実感することが出来たのはいい経験です。
さらに海外にいると、どんな環境でも自分一人であらゆる物事に対応しなければならないので、以前より責任感も増したと感じています。
また、私は以前タイムマネジメントや計画を立てるのが苦手でした。しかし海外で働く方々は定時になると、あっという間に帰宅していきます。
海外でのインターンを通して、限られた時間の中でいかに効率的に業務を終わらせるか、そして期限に間に合わせるためには何をいつやらなければいけないのか、仕事の優先度合いを常に逆算して考える癖がつくようになりました。
Q. 海外インターンシップでの反省点はありますか?
自分の英語力がまだまだ足りないと感じました。私の周りで働いていた方たちの中にはリクルーターのお仕事をされている方がいて、例え英語がネイティブでなくとも顧客との電話は卒なくこなしていました。世界中から集まる顧客の方々と対等に会話される姿は、とてもかっこよく映りました。ただ自分が同じ業務をできるかと言われると、答えはおそらくNOです。
業務は日本語と英語の両方でしたので、多少のビジネス英語を学ぶことは出来ましたが、自分の実力不足を痛感しました。今後も英語力の向上は私の課題です。
Q. シンガポールの生活で一番印象に残っている出来事があれば教えて下さい。
シンガポールのシンボルともいえる、マリーナベイサンズ・ホテルに宿泊できたことです。宿泊者限定の屋上のプールからの眺めは最高で、昼間と夜で違った雰囲気が楽しめました。ついでにホテルの下にあるカジノに遊びに行ったのも、いい思い出です。(実際カジノでは多少損しましたが笑)
Q. 週末の過ごし方について教えて下さい。
インターンに参加する前に現地の語学学校に通っていたので、そこでできた世界中からの友達と出かけたりショッピングに行ったりして、積極的に交流することを心がけていました。
また、私は一日中家にいるのが苦手なタイプなので、予定がない日でも図書館に行って英語の勉強をしたり本を読んで過ごしていました。
Q. シンガポールのおススメスポット(また、何でおススメなのか)を1つ教えて下さい。
色々あるのですが、マリーナベイサンズの最上階にあるCe la vi というクラブラウンジがおすすめです。
宿泊者しか入ることが出来ないインフィニティプールとは異なり、入場料20SGD(約1600円)を払えば誰でも行くことが出来ます。しかも、最初に払った入場料でビールやカクテル・おつまみなどを買うことが出来ます(超過分は支払う必要があります)。
お酒を飲みながら、シンガポールの夜景を一望することができ、一石二鳥のお得なスポットです!
Q. 最後にこれから海外インターンシップへ挑戦される皆さんに一言お願いします!
大学4年の代で休学をし、留学をするのは遅すぎると諦めている方がいたとしたら、本当にもったいないです。海外では自分の視野を広げられるだけでなく、改めて自分や日本を客観視することが出来ます。学生という自由な身分だからこそ、学べることや吸収できることはたくさんあると思います。
4年間という短い大学生活を無駄にしたいためにも、海外留学やインターンシップに興味があれば、恐れず挑戦して欲しいです。