海外インターンシップの面接は、一般的にオンラインでのビデオ面接となります。慣れない英会話にノイズが入ってしまうと、ただでさえ慣れない面接が2倍も3倍も不安なものになってしまいます。
本記事では、簡単に実践できる「ビデオ面接法」を解説していきたいと思います。
ビデオ面接のコツ(準備編)
時差は事前に調べておく
面接官と自分が違う国に住んでいる場合は「時差」を予めチェックしておきましょう。エージェントを通しての面接の場合は、エージェントが時差も考慮して時間調整をしてくれますが、万が一ミスがあった時を想定して、自分でも確認をしておきましょう。
※国によっては、同一国でも時差が発生することがあります。時間帯を調べる時は、州や市単位で調べましょう。
リスニング力が鍵
英語の面接で大切なのは、スピーキング力よりもリスニング力です。「どれだけ上手に話せるか」も採点基準ではありますが、それよりも「どれだけ正確なコミュニケーションがとれるか」を見られます。確かにどれだけ話すのが上手くても、チームと意思の疎通が出来なければ仕事は成り立ちませんよね。
練習法
動画サイトで耳を慣らしてみましょう。理解まではできなくても、普段から早い英語を聞いていれば、本番で面接官の言葉を聞き取りやすくなります。
書き出しと音読みで練習
面接で聞かれる質問の中には「自己紹介」「志望動機」「過去の経験」のように毎回聞かれるものもあります。この様な質問への回答はしっかりと準備をしておきましょう。回答中に話すことが無くなってしまうのは良くありません。相手から止められるまで話続けられるように、回答は多めに準備しておきましょう。
練習法
- 一度自分の紹介文(書けるだけ書く)を英語で紙に書き出してみましょう。
- それを何回か音読みする
- スクリプト無しで自分の紹介をすらすらできるように声に出して練習する
ビデオ面接のコツ(当日編)
ビデオに映る背景は綺麗にしておく
ビデオ面接で案外気にされるのが背景です。特に自分の部屋で面接をする場合は、ごちゃごちゃした背景よりもスッキリとした背景になるように面接位置を調節しましょう。
発音よりも電波が大切
ビデオ面接でよく起こるのが電波の乱れです。特に携帯電話や大人数がWi-Fiをシェアする環境で面接をする場合は注意が必要です。また、携帯電話よりもパソコンから面接する方が良いイメージをもってもらえます。
※面接に最も適した場所は、自分の部屋のように静かでインターネット環境の整った場所です。
逆光にならないようにしておく
表情1つで相手に与える印象は変わります。また表情が見えにくいとなかなか良い印象を持ってもらうことはできません。逆光で自分の顔が暗くなり過ぎないように光の角度も予め確認をしておきましょう。
イアフォンは必需品
ビデオ面接にイアフォンは必須なアイテムです。特に英語での面接の場合はスピーカーからの声がノイズで通常よりも聞き取りが難しくなってしまいます。できるだけ正確に相手を言葉を聞き取るためにイアフォンを着けて臨みましょう。
10分前には常に相手側と連絡を取れるようにしておく
面接には魔物がすんでいます。急な変更や問題にも対応できるように面接10分前には相手側といつでも連絡を取れるようにしておきましょう。
始めてのビデオ面接の場合はマイクが機能しているかチェックしておく
いざ起こったら困るのがマイクの問題です。ビデオ通話のマイクを使用する機会は少なく、もし問題が発生した時に素早い対処ができません。いざ面接となってから「マイクが動かない」とならないように、予めマイクが動いているかもチェックしておきましょう。
わからなければわからないとはっきりと伝える
面接中に相手の言っていることが聞き取れなければ、聞き取れなかった旨を伝えましょう。日本人にとって英語は第2言語ですので、多少聞き取れない部分があることは相手も理解してくれています。ですが、それを放置していて「コミュニケーションすらできない」と取られてしまうとイメージとしては非常によくありません。
面接後に注意する事
連絡は素早く返す
案外気が抜けがちなのが面接後です。面接後の対応は「面接を通して企業にどれだけ興味を持ったか」が表れます。しっかりとした対応と取れば面接に加えて自分をアピールすることができますが、気を抜いてしまうと一気に印象が悪くもなってしまいます。
まとめ
ビデオ面接では、対面面接に比べて自分の印象を伝えにくいのが特徴的です。できる限り自分をアピールするためにもしっかりと事前準備をしておきましょう!