インターンシップに応募する学生から多い質問が家探しについてです。海外では家の様式や契約方法はもちろん、探し方も日本の賃貸とは少し異なります。このページでは「タイ(バンコク)での家探し」をテーマにタイの住宅様式や家探しの方法について解説をしていきます。
タイの主な滞在先について
アパート、コンドミニアム、サービスアパートメント
タイでインターンシップをする学生様が滞在する住宅様式には、大きく別けて「アパートメント」と「コンドミニアム」の2つがあります。アパートメントはそのコストパフォーマンスの良さと部屋の広さから、単身者だけではなく家族層からも人気を集めています。一方、コンドミニアムでは、セキュリティー面やプール、ジムといった設備が駐在員層に人気です。
家のタイプ | 特徴 |
アパートメント | 安くで家を借りられるのがアパートメント。日本でいう賃貸マンションです。家主(オーナー)が建物を丸ごと管理しているので、問題発生時にも素早く対応をしてくれます。コンドミニアムの様なセキュリティーは備わっていませんが、部屋が広いのが特徴です。また、家賃を低めに抑えたい方は、こちらがお勧めです。 最低契約期間:1年 |
コンドミニアム | コンドミニアムは日本で言う分譲マンションです。賃料はアパートメントよりも高めとなります。アパートメントとは違い部屋ごとに家主(オーナー)が変わりますので、契約内容も各部屋ごとに変わってきます。少し賃料は上がりますが、ジム、プールや24時間セキュリティ等が付いているのが一般的です。 最低契約期間:1年 |
サービスアパート | アパートメントとホテルの中間に位置する住宅様式です。料金はコンドミニアムよりも高めで部屋は少し狭めです。ホテルと同様にフロントスタッフやルームサービス等が付いてきます。また、部屋の家具以外にも備え付けの調理器具がありますので、料理をする事も可能です。更にジムやプールもありますのでとても快適な生活を送る事ができます。 最低契約期間:1日 |
Airbnb、ホテル、ホステル
Airbnb | 旅行客にもよく利用される短期の賃貸です。一般的な賃貸より少し値段の面では高くなりますが、数日から貸し出しをしてくれます。貸し出されるのは部屋の場合とユニットの場合があり、比較的簡単に見つけられることから短期滞在者から人気を集めています。 【Airbnbてなに?】 |
ホテル、ホステル | インターンシップの期間中にホテルやホステルに滞在する方もいます。Airbnbを利用したことの無い方はこちらの方が簡単かもしれません。ただ、コストの面でAirbnbより少し高くなってしまいますので、1ヶ月程の滞在でない限りあまりお勧めはしません。 |
ゲストハウス | 生活費を節約する際に最適な宿泊施設です。Airbnbやホテルに比べると生活環境は下がってしましますが、コスパの高さが人気を集めています。 |
家賃について
こちらはバンコクでの家賃の相場をまとめたものです。(2019年6月現在 1バーツ ≒ 3.5円)
※あくまで参考用としてご利用下さい。
価格(バーツ) | 価格(円) | |
コンドミニアム | 15,000 – 17,000(月) | 52,000 – 60,000(月) |
アパートメント | 5,000 – 7,000(月) | 18,000 – 25,000(月) |
サービスアパートメント | 6,000 – 12,000(月) | 21,000 – 42,000(月) |
Airbnb | 550 – 1150(日) 7000 – 23,000 (月) | 2,000 - 4,000(日) 25,000 – 80,000(月) |
ホステル | 110 – 450(日) | 400 – 1,500(日) |
ホテル | 700 – 3500(日) | 2,500 – 13,000(日) |
バンコクで家賃が上がる要因
- 交通の便が良いほど家賃が上がる
- 部屋の改装が高い程家賃が上がる
- 部屋の広さに比例して家賃が上がる
- 北向き物件は家賃が少し上がる
家探しは斡旋エージェントに手伝ってもらうのが1番
バンコクでの滞在先探しの流れは、「内見」⇒「予約金の支払い」⇒「契約書へのサイン」⇒「入居」という流れとなります。
最も簡単な方法はインターンシップの斡旋エージェントに手伝ってもらう方法です。INTERN KAIGAIでも滞在先探しはサポートしています。簡単な英語が使えれば基本的な交渉はスムーズに進みますが、変なコミュニケーションミスを防ぐためにも担当エージェントにお願いするのが良いでしょう。日系の不動産エージェントにお願いする手もありますが、日系の不動産エージェントは短期滞在者よりも長期で滞在する駐在員向けの不動産を持っている事が多く、思ったような家が見つからない事もあります。
住宅エリア情報
バンコクは東京都の3分の2程の大きさの大都市ですので、住む場所によって生活コストや治安に違いが出てきます。日本人に好まれるエリアはBTS(スカイトレイン)のサイアム駅~アンヌット駅間となります。これらのエリアは日本人向けの飲食店や商業施設が多く、治安も良いことから、日本人にとっては住みやすいエリアとなっています。
サイアム駅の周辺
サイアム駅の周辺はバンコクの中心地で、外国人も多く住むエリアです。大型ショッピングモールが立ち並び、観光客も多いエリアとなります。飲食店も多く公共交通機関も充実していて住みやすいエリアですが、家賃は少し高めとなります。
ナナ駅の周辺
ナナ駅の周辺には、ナイトクラブやバー、アラブ系の飲食店が多く建ち並びます。バンコクの中心部であるサイアムからも近く、交通の便も良いエリアです。ただエリアと特色上、治安の面で他のエリアより少し不安があるエリアでもあります。
プロンポン駅の周辺
バンコクの日本人街と言えば「プロンポン」「トンロー」「エカマイ」エリアです。このエリアには日本人向けの飲食店や商業施設が集まっています。日本人が集まるエリアである事から日本人スタッフがいる店舗も多く、日本語での生活もできてしまいます。ただ、家賃がとても高いエリアでもあります。
プラカノン駅の周辺
プラカノンの周辺はバンコクの中心地から少し離れている事もあり、少し落ち着いた雰囲気を持つエリアです(最近は新しいコンドミニアムや施設が立ち始めています)。中心部と距離がありますので家賃も低めで、サイアムまでBTSで約20分程なので、通勤にも問題の無い距離です。
その他、家探しで気にかけた方が良いポイント
ここまでタイの住宅様式や住居エリアについて話てきましたが、家を探す時に大切なことは他にもあります。
駅、バス停からの距離
タイは常夏の国ですので、10分外を歩けば汗をかきます。また、予想外の雨(スコール)が降ることもありますので、できる限り駅から近い家を選ぶようにしましょう。
毎日の食事について
タイでは外食業が盛んで、地元の屋台に行けば格安で食事をすることができます。日本のようにコンビニがどこにでもあるわけではありませんので、家の周辺に食事ができる場所があるか確認しておきましょう。
また、外食が多いタイでは、キッチン設備が整っていないところ家が稀にあります。キッチンがちゃんと使えるかも要チェックです。
Wi-fi設備
基本的には完備されていますが、Wi-fi機器と部屋の距離によって電波が途切れやすい場合がありますので、チェックしておきましょう。
お湯
こちらも基本的に問題ありませんが、家によってお湯の温度があまり高くない家もあります。お湯が出ないと毎日のお風呂がストレスとなってしまいますので確認しておきましょう。
同居人
特に女性は同居人についても確認をしておきましょう。滅多なことは起こりませんが、注意にこしたことはありません。
トラブル・不具合発生時の連絡先確認
住居の不具合やトラブルが発生した際の連絡先(管理室など)を確認しておきましょう。また、対応をしてくれるスタッフに英語が通じるかも確認しておいた方がいいです。
周辺環境の確認
駅までの移動手段・夜の治安・最寄りのスーパーの情報は確認しておきましょう。
まとめ
海外生活をする際の家探しはかなり重要です。私も軽い気持ちでを借りたものの、すぐに引っ越しをしたこともあります。逆にしっかりとした家が見つかれば、生活の質も2倍・3倍となります。INTERN KAIGAIでは、現地エージェントの強みを活かした住居捜索のサービスをしています。無料相談もあるので、今後タイでインターンシップをお考えの方は、お気軽にお問合せ下さい。