タイの治安について。インターン生が注意するべき事

タイは観光や留学だけでなく、インターンシップでも人気な国です。文化、食事、生活、とても魅力的なところが多いタイですが、治安が心配な方も多いのではないでしょうか。今回は渡航前に知っておくべきタイの治安や、被害が多いトラブル、対策についてお伝えします。

タイの治安レベルについて

外務省の海外安全ホームページ(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2018T048.html#ad-image-0)によると、タイの一部地域でレベル1、レベル2の警告がでています。その原因は、タイでたびたび発生しているデモ活動です。黄色く染まっているタイとマレーシアの国境周辺の深南部(パッターニー県・ヤラー県・ナラーティワート県、ソンクラ―県の一部)は外務省の「渡航中止勧告エリア」に指定されているので、旅行では訪れることができないエリアです。

これら四県は過去に1つの独立した国だった歴史があります。しかし、1900年頃にマレー半島を植民地支配したイギリスとタイの交渉で、この国はマレーシアとタイに分断されてしまいました。そのため、タイからの独立を求めてマレー系イスラーム教徒の武装勢力が紛争やテロ事件が現在でも続いている地域でもあり、立ち入ることができません。

タイで日本人が被害に合うトラブル

渡航先の国に関わらず普段から身の回りに気を配っておくことが大切です。日本は世界的にも安全な国なため、タイではそのような日常的に危機管理が必要でなかった日本人を狙うケースが多いです。トラブルに合う前に対処できるようきちんと情報をインプットしてましょう。

盗難、ひったくり

大使館や領事館で最も報告が多いトラブルは盗難です。人ごみの多い繁華街や管工事、バイクタクシーに乗車時すれ違い際にバイクでバックをひったるケースもあります。
貴重品は肩掛けではなくリュックを前に背負ったり、胸にしっかりと抱えるように持ちましょう。また、外出する際もっていく現金は最低限にとどめ、パスポートはコピーのみ持ち運びましょう。

置き引き

盗難やひったくりの次に多い被害が置き引きです。レストランやカフェ、空港などで椅子の下や背もたれにひっかけた荷物が盗まれるトラブルです。
過去にも日本人男性が空港で飛行機を待っている際、椅子の下に置いたカバンが盗まれた置き引き事故がありました。荷物は必ず体から離さず、目がつくところに置くことが大切です。

見せ金詐欺

道端で突然知らない人に「今度日本にいくので、日本のお金見せてください!」といわれてお金を見せたら、いつの間にかお金が何枚か抜かれているという詐欺です。
2014年ごろからバンコクでよく発生しており、中東・アラブ系またはインド系の男女2〜3人組の犯行が多いようです。夜の繁華街など、お酒が入る場での被害が多いので、特に夜は注意しましょう。知らない人でも「日本に興味がある人」だけで親近感を抱いて警戒心を解く人が多いそうです。お金などの貴重品は絶対外では出さないようにしましょう。

睡眠薬強盗

バーやレストランで知らない人と出会えるのが海外の醍醐味でもあります。しかし近年多発している被害が飲み物や食べ物に睡眠薬を混入し、眠っている間にバッグや携帯、財布を盗む被害です。初めて会う人や知らない人と一人で食事に行くのは控えてください。

タイで注意するエリア

バンコクやブーケットは観光客でにぎわっており、訪れる人も多いと思いますがその分注意も必要です。タイのなかで特にタクシートラブルやスリ、などが多い街でもあります。
注意するべきエリアは夜の繁華街として有名なバンコクのパッポン通りです。ナイトマーケットやバーなどとてもに賑やかで楽しい雰囲気ですが、ぼったくりの金額が請求されることもあります。華やかな夜の街ですが、だからこそ気を引き締めて歩くか、必要以上に夜に出歩くのは控えましょう。

まとめ

タイの治安について紹介しました。この記事を読んで少しでも防犯意識をもってタイで楽しく過ごしていただければと思います。自分を守るためにきちんとアンテナを張って情報を集め、楽しい海外生活を満喫してください。

タイのインターンシップをもっと知りたい

タイのインターンシップの詳細は「タイのインターン概要と生活情報」をご覧ください。