海外インターンに応募する際に避けて通れないのが企業との面接。INTERN KAIGAIで紹介する企業は主にローカル企業であるため、ローカルの人と英語での面接になる場合がほとんどです。日系企業だった場合も英語力の把握として一部英語での面接になることがありますので、今回はそんな英語面接への対策をご紹介します。
面接前の心構え・準備
今まで英語面接を受けたことがあるという方はあまり多くないと思います。英語が得意だと言う方でも面接となると緊張で自分の考えを正確に伝えられない事もあります。自分の考えを整理して、想定される質問の答えを準備しておきましょう。台本を準備して英語で発声する練習をしておけば本番でも自信を持って答えることができるはずです。
また、海外インターンの面接は基本的にSkypeを通してのインタビューとなるため、Skypeの準備も忘れないようにしてください。
よく慣れない英語表現を使って会話をされる学生様がいらっしゃいますが、慣れない英語表現は面接では逆効果になる場合が多いです。「話が詰まってしまう」「英語のテンポが崩れ、聞き取りにくくなる」「発音が曖昧になり、聞き取りにくくなる」といった問題が発生し、言いたいことは間違っていなくても、相手がそれを上手く聞き取れない状況を生んでしまいます。
面接ではシンプルで分かりやすい英語表現が好まれます。自身をアピールするために特別な表現を使用しなければいけない場合は、「その表現が専門的過ぎないこと」「発音も正確」「口を慣らせておく」の3点をあらかじめ確認した上で面接に臨んでみてください。
面接で良く聞かれる質問集
実際に海外インターンの面接ではどのようなことを質問されるのでしょうか?想定される質問をいくつかご紹介します。
自己紹介
聞かれ方の例:Can you tell me a little bit about yourself?
定番の質問です。「名前」から初めて、「大学での専攻」「応募の動機」「何に興味があるのか」など2~3分程度で完結にわかりやすく説明しましょう。
Hi, My name is ○○, Thank you for your time to talk to you today. お時間を頂きありがとうございますといった簡単な挨拶から始めましょう。
I’m studying ○○ in university. や My major is ○○. という専攻の説明から具体的にどのようなことを勉強しているのか続けていきましょう。
面接の際は答える内容が短すぎるよりもやや長すぎるくらいの方が好印象を受けます。大学の専攻もただ学部名を答えるだけではなく、学校でどういった事を学び、研究しているのかまで答えましょう。また、専門分野の話をする際は相手が理解できるように何を話すかは事前に準備と練習をしておきましょう。
「応募の動機」や「興味」についても同様で、ただ「〇〇に興味がある」だけではなく、なぜ興味があるのか?どういった時に楽しみを感じるのか?その考えにたどり着いた経緯なども交えて答えましょう。
海外インターンシップのきっかけ
聞かれ方の例:Why have you decided to do Internship?
インターンシップをしようと思ったきっかけ、インターンシップで学びたいと思ったことを話しましょう。
特定の国をインターンシップ先に希望する理由
聞かれ方の例:Why do you choose Singapore or Malaysia for Internship?
数ある国からなぜその国を選んだのか質問をしてくる面接官も少なくありません。その国を希望する理由、期待していることなどを答えましょう。
過去の海外経験について
聞かれ方の例:Have you been to overseas?
もしあれば今までの留学経験や旅行の経験を話しましょう。もしインターン先の国に行ったことがあればその国の印象などを話してみるのも良いですね。海外経験がない場合は不安に思っていること、楽しみなこと、海外インターンに向けて準備している英語学習について話してみてください。
特に6ヶ月以上の海外経験はプラスのイメージになります。どんどん伝えていきましょう。
皆さんの強みと弱みについて
聞かれ方の例:What is your strength and weakness?
こちらも日本語の面接でもよく聞かれる質問ですね。インターンシップ先で活きるあなたの強みは何でしょうか?弱みについてはどのように克服していくのかそこまで話せれば完璧です。
インターンシップ後のプランについて
聞かれ方の例:What is your future job or target after this internship?
インターンシップ後に叶えたい目標、インターンシップで学んだことを活かしてどのような仕事に就きたいのか考えてみましょう。
応募している企業について
聞かれ方の例:What do you know about our company?
面接前にその企業のことを少し調べておくことも大事なポイントです。扱っている製品は何か、どこに興味を持ったかなど答えられるようにしておきましょう。
応募しているポジションについて
聞かれ方の例:what do you know about ○○?
もし企業が募集しているポジションがマーケティングだったとした場合、あなたはマーケティングでどのようなことをするのか英語で説明できますか?そのポジションで期待すること、自分は何ができるのか考えておきましょう。
過去の実体験や成功実績について
聞かれ方の例:Tell me about a challenge you've faced, and how you dealt with it.
少し踏み込んだ質問かもしれませんが、仕事をするにあたってとても大事なことですよね。大学生活の中、アルバイトの中でどのような困難に直面してどのように乗り越えたか、具体例を出して説明するとわかりやすいです。
質問があるかどうか
聞かれ方の例: Do you have any questions?
質問の最後には企業に対しての不明点があるか質問されることがほとんどです。ここでわからないこと、不安なことはクリアにできるよう遠慮なく質問していきましょう。
就活でもインターンシップでも同じですが、質問はした方が印象が良くなります。ですが、お給料の事や待遇の事についてはタブーです(担当のエージェントに任せましょう)。
仕事の中身やオフィスの雰囲気など、自分がより具体的に仕事場をイメージできるように質問してみて下さい。
上記が一例ですが、面接の中でよく質問される事項です。少なくとも上の質問について準備が出来ていれば何も答えられずに自分の考えを伝えられなくて悔しい思いをするということはなさそうです。
面接での注意事項
準備をきちんと行ったとしても初めから完璧に受け答えができる学生はなかなかいません。面接官も学生の熱意や英語力を見たいだけなので意地悪な質問をされるということはめったにないと思います。
大切なことは分からなければ質問するということです。Skypeを通して行うので面と向かっての会話よりももちろん聞きにくいですし、英語での面接ですが、東南アジア独特の発音は聞きなれませんので、単純な質問でも聞き取りにくいと思います。聞き取れなければもう一度言っていただけますか?「Could you say that again?」やもう少しゆっくり話してください「Could you speak more slowly?」と遠慮なく伝えましょう。
英語面接は初めは緊張すると思いますので、面接の初めに現地の気候の話など簡単な会話から場を和ませられると気持ちも落ち着いて良いと思います。
まずは上記の質問の答えを準備して、英語を発声するという機会を作って落ち着いて面接に挑めるようにしましょう。