世界でもトップ5に入る長期滞在人気国であるマレーシアは、語学(英語)を勉強する国としても非常に高い人気を誇っています。アジアでの英語学習と聞くと、英語圏であるシンガポールや英語学校の豊富なフィリピンを思い浮かべる方が多いと思いますが、マレーシアも英語学習には非常に適した国なんです。遠くない海外での語学留学、インターンシップ、海外就職を希望されている方は、ぜひマレーシアをチェックしてみてください。
マレーシアに住む人々の英語力はフィリピンやインドよりも高い
下記のランキングは、スウェーデンにある世界最大級の語学学校 EF (Education First) が計測した各国成人の英語力のランキング(アジア) です。英語圏と言われているシンガポールに次いで英語力の高い国が、マレーシアなんです。
6位 シンガポール
13位 マレーシア
15位 フィリピン
27位 インド
29位 香港
30位 韓国
34位 ベトナム
33位 台湾
36位 中国
37位 日本
※この順位は2017年のEF英語能力指数です。
マレーシアの英語力は世界で13位と語学学校で有名なフィリピンや英語力の高いと言われてるとインドよりも上位にランクインしています。
マレーシアってそんなに英語が話されている国なの?
多民族国家であるマレーシアの共通語は英語です。違ったバックグラウンドを持った人々がコミュニケーションを取るために英語が使用されています。また、世界から企業の集まるマレーシア(特にクアラルンプール)では、ビジネスの場での英語の使用頻度が非常に高く、殆どの会話が英語で交わされています。ですから、街中でも多くの人に英語が通じるのです。
マレーシアは物価も安くコストを抑えられる面でも人気があり、最近ではマレーシアで語学を学ぶ生徒が増えてきています。英語学習と聞くとあまり聞きなれない国ではありますが、実際は非常に英語学習の環境が整った国なのがマレーシアなんです。
何でマレーシアに住む人々の英語力はこんなに高いの?
そもそも、なぜマレーシアでそんなに英語が話されているでしょうか? インターン海外が調べてみたところ、マレーシアで英語が話されている裏には歴史的要因と社会的要因の2つがありました。
歴史的要因
マレーシアは1957年まで、イギリスの植民地でした。その影響で英語が社会的に広く用いられるようになりました。独立した後にマレーシア語を公用語と定めましたが、今でも非常に多くの人々が英語を使用して会話をしています。(マレーシアでは英語も公用語と定められています。)マレーシア語の中には university→universiti issue→isu book→bukuといった英語の表現がそのまま使われているものもあります。
社会的要因
マレーシアは主にマレー系、中国系、インド系の3民族からなる多民族国家です。彼らは同じ民族同士であれば、自分達の言語を用います。しかし、他民族であればマレーシア語と同様に英語を共通の言語として用いることが多いです。
マレーシアでの英語学習はコストと経験のバランスが良い
マレーシアはお隣のシンガポールや日本、欧米と比べ物価の安い国です。東南アジア各国と一ヶ月の食費と比べてみても約2分の1の価格です。
日本 4万5000円
シンガポール 4万5000円
タイ 3万円
マレーシア 1万8000円
フィリピン 1万5000円
アジアで2番目の英語国、そしてこの物価の低さが海外経験を希望する留学生やインターン生から人気を集めています。
マレーシアで英語を学ぼう
マレーシアで話される英語は「マングリッシュ」と呼ばれ、マレーシア語の影響を受けているためアクセントのところどころがマレーシア独特の発音になっています。
ですが、それはあくまで私達がジャパニーズイングリッシュ「ジャパングリッシュ/ジャングリッシュ」を話すのと同じで、違ったバックグラウンドを持った方が同じ言語でコミュニケーションを取る時の1つの個性のようなものです。
マレーシアの英語は「コミュニケーションツール」で、マレーシア人は英語を手段として考えていますので、日本人の流暢でない英語に関しても寛容です。そういった面では英語初心者でも気軽に英語の実践経験を積める国なんではないでしょうか。
マレーシアの英語力の高さを味方にしたインターンシップ
今回は、マレーシアの英語力の高さについて解説しました。英語学習国としてあまり知られていないマレーシアですが、実際は皆さんの知らない魅力が沢山ある国です。マレーシアは日本からも遠くなく、また在住日本人も多い国ですので、日本人にとって生活のしやすい国でもあります。
これから海外インターンシップに挑戦しようと考えている方は、是非一度マレーシアについて詳しく調べてみて下さい。