海外インターンと就活が《あなたの人生》を変える4つの理由

近年、海外インターン経験者の就活市場における存在感が大きくなっています。企業は海外進出人材を特別枠で採用するなど、海外志向の就活生への需要が明らかに高くなっているのです。そこで今回は、就活に活かせる海外インターンならではの経験をご紹介します。

就活の強力な武器「海外インターン」に挑戦する学生が急増中!

今から数十年前、日本経済が急速に成長していた当時の就活生は「大企業に入れば人生勝ち組」と言われていました。それは「モノ作り大国」とされた日本の勢いに乗り、良いモノを作ると企業に利益が生まれる時代だったからです。

その当時の大手企業では良質な商品を量産するために「マニュアル通りに仕事をこなせる人材」が重宝されましたが、昨今の日本経済ではインターネットの普及、人口減少、海外企業の台頭、国内競争の激化と多くの課題を抱え、一昔前までの正攻法が通用しなくなってしまいました。

総合商社をはじめとした多くの企業は、この状況を打開するために海外への事業拡大を模索しています。これが近年流行りの「グローバル化」です。つまり、海外で戦えるグローバル人材の需要が年々高くなっており、海外事業担当者の特別採用枠を設ける企業が増えてきたのです。

この流れに伴い、就活や将来を見越して「海外インターン」を志望する学生も急増しました。

就活で求められる人材になる海外インターンの経験4つ

就活生が面接でアピールするポイントは「サークル、アルバイト、ボランティア」などが多いかと思います。当然、多くの企業では何かに真剣に取り組める人材を必要としていますので、これらも一つの魅力となります。

しかし、これらのアピールポイントは多くの学生が経験しているうえ「具体的な成果」を面接官に伝えにくく、聞き手側から見ると他の就活生に埋もれてしまう傾向があるのも事実です。

その点、海外インターンを経験している就活生は、面接官から見ると「この学生を採用したい」と魅力を感じるポイントがいくつもあります。就活市場で「企業に求められる人材」になるために、海外インターンで経験できる4つのことを確認してみましょう。

1.ビジネス英語を就職する前に身に付けられる

「テキストで勉強した英語」と「実際の会話から学ぶ英語」は大きく異なります。また、留学とは違い「海外インターン」ではビジネスの場で英語を使うことになりますので、会話ができなければ仕事も成り立ちませんし、相手もそこまで付き合ってくれません。

そんなプレッシャーのある環境に身をおくと、臨機応変に対応できる実践の英語を習得することができます。この実践能力は英検やTOIECのスコアだけでは判断が難しい部分ですから、付け加えて自分からアピールする事で面接官に言語力に自身があることを正しくイメージしてもらえます。

就活中の面接でのアピール例

海外インターンシップ中、週一回のプロジェクトミーティングに出席しました。上司へのプレゼンテーションを任されることもありました。最初は質問や指摘に明快に返答ができず、自身の意図や考えを共有するのに苦戦しましたが、回を重ねる中で対応力が身に付き帰国前には経営陣に向けた事業戦略案のプレゼンテーションの一部を任せてもらえました。

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2.海外インターンでは裁量のある仕事を任される可能性が高い

海外では多くのベンチャー企業がインターン生を受け入れています。

ベンチャー企業では1人が複数の役割を担う事が多く、インターン生にもこれが当てはまります。自発的に行動する人材が求められ、事業の中心に近い距離で働けるので、事業の全体像や各部署の役割をより深く学ぶには非常に良い環境です。

異なる背景を持つ人々と共に仕事をしながら事業の全体像を学べる海外インターンでは、日系企業が求める「海外進出を加速させる0→1人材」としての能力を伸ばす事ができます。

就活中の面接でのアピールの例

海外インターンにて、新オンライン事業の立ち上げに携わりました。プロジェクトマネージャーをサポートするポジションを任され、企画、市場調査、アンケート調査、マーケティング戦略構築、マニュアル書の作成など、ほぼ0から事業を開始するまでのプロセスに関わりました。人の好みやトレンドの流れなど、日本とは異なる部分に悩まされる事も多々ありましたが、現在では収益化の安定にも成功しています。

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3.海外での就業実績を履歴書上で明確に伝えることができる

就活で「具体的な実績があること」は、人事担当者に自身の能力を伝える上で非常に効果的です。

関わった仕事や売り上げの変化などをより説得力のある形で面接官に伝えられれば、採用側もどういった結果を期待できるかイメージがしやすく、合否の判断もつけやすくなります。

この「実績」を海外で作るチャンスを与えてくれるのが海外インターンです。

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就活中の履歴書でのアピールの例

タイでのマーケティングインターンを行いました。4カ月間で月間30万PVだった企業ページが月間70万PVにまで延び、部署の売り上げも約2倍に上昇しました。

4.異文化の仲間と協力して利益を出せることがアピール可能

留学でも外国人と接する機会が増やせますが、外国人と協働してプロジェクトを成し遂げる経験は多くありません。

インターンではお互いの価値観の違いを活かして成果や利益に繋げる力が必要になるため、ここが一般的な留学とは大きく異なる点です。例えば、日本では当たり前に見かけるファミリーレストラン。これを海外で普及させるにはまず日本人の感覚ではなく、現地の人々の文化や生活習慣を理解した上で戦略を練ることが大前提になります。

そのような環境で経営に対する責任感を持ちながら仕事をした経験は、海外進出を図る日系企業に対して大きなアピールポイントになります。

シンガポールのインターン情報
マレーシアのインターン情報
タイのインターン情報
フィリピンのインターン情報

就活中の面接でのアピールの例

シンガポールのインターンシップで就活イベントの開催を行いました。チームは多国籍で、計画時には様々なアイデアが出てきました。中には私には理解できないようなもアイデアがありましたが、実際にイベント行ってみると私の予想とは裏腹にそのアイデアが評価され、第二回の開催が決まりました。第二回以降は、自分の先入観や価値観だけではなく、現地の企業や人々が好むスタイルを考え抜きイベントの開催を行いました。現在では、参加者の数も増え定期開催をできるようになっています。

まとめ

海外インターンでの経験、就職活動でどうアピールすべきか

海外インターンを経験することで、就活に効果的な強みを複数獲得することができます。具体的なアピールポイントは人によって異なりますが、大きなポイントとしては下の3つになります。

  1. 自発的に行動することで、責任のある仕事でも積極的に成果を出すことができる
  2. 長期の海外就業経験により、英語を活用して企業活動に貢献することができる
  3. 多様な価値観を受け入れて、海外で新しい価値を生み出すことができる

海外インターンは「自身が国外社会でどの様な結果を出せるか」をより印象強くアピールする最短ルートであると言えます。英語に自信のある方にはその英語を実戦で活かす機会としてもちろんおすすめですが、近年は英語力を問わないやる気重視の企業も増えてり、英語に自信がないからできないというものでもありません。

人生最大の転機の一つである就活に備え、一ランク上の企業からの内定を獲得するための一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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