海外インターンシップと言っても、様々な種類の業界、業種、職種へのチャンスがあります。
将来どんな仕事をしたいのかが既に明確な方にとっては、どんなインターンシップ先を選べばいいのかは比較的簡単かもしれません。
しかし、まだどのような仕事に就きたいか明確ではない方、そもそもどんな職種があって、どんな仕事内容なのかわからないという方も多いのではないでしょうか?
今回は、具体的な業務内容があまりイメージできない、海外インターンシップでの具体的な業務内容を知りたいという方のために、実際に現役海外インターンシップ生がどのようなことをしているのか、インタビュー内容をご紹介していきます!
そして今回はITデスクトップサポートのインターンシップをしている方を取材してきたので、特に大学で理系分野を専攻している方、将来IT関連の仕事に就きたいと考えている方、IT関連の海外インターンシップの内容を知りたい方に特におすすめです!
インターン生の紹介
今回取材されていただいたのは、現在シンガポールでインターンシップ中のEさん。地元のポリテクニック(高等専門学校)に通う3年生。今回は、学校のコースの一環として、シンガポールの企業で5か月間のインターンシップに挑戦しました。
ポリテクニックとは、高等教育機関の一種で、大学よりも実務(職業教育)に重点が置かれた機関です。シンガポールのポリテクニックは、3年制の学校でディプロマを取得できます。日本で言うところの専門学校のようなものです。
企業情報
続いて、Eさんがインターンシップをしていたシンガポールのローカル企業について詳しくご紹介していきます。
シンガポールのローカル企業
業界:人材業界
業種:人材紹介
場所:タンジョンパガー(CBDエリア)
主要言語:英語
社員数:約30名
多様性:シンガポール人、日本人、韓国人、マレーシア人、フィリピン人
Eさんは、シンガポールの人材紹介会社の一員としてインターンシップに参加しています。社内はとても多様な環境で、シンガポール人の他にもアジア各国から皆さん来ているようです。そんな多様性のある環境では、もちろん主要言語は英語。しかし、仕事以外のことでは中国語、韓国語、タガログ語などの言語が飛び交うそうです。
具体的な業務内容
それでは続いて、Eさんがシンガポールの人材紹介企業でどのようなインターンシップをしているのか見ていきましょう。
- オフィス機器が機能しているかチェック
- 他の社員が使用しているパソコンなどのトラブルシューティング
- 会社が運営するウェブサイトがきちんと機能しているかのチェック
- 新しいウェブサイトの制作・修正
このように、Eさんのインターンシップ先は人材紹介会社ではありますが、Eさん自身の業務内容はITに関係するものがほとんどで、あまり企業のビジネス内容は大きく影響しないようです。
インターンシップを選ぶ際は、インターンシップ先がどのようなビジネスを行っているかを見るのも大切ですが、業務内容が自分の関心があることなのかをチェックすることの方が大切です。
1日のスケジュール
それではお待ちかね、Eさんの1日のスケジュールを見ていきましょう!
9:00am
出社
Eさんの会社は9時から始業。出社してからは、すぐに仕事に取り掛かります。
Eさんの朝はオフィス機器をすべてチェックすることから始まります。Emailやリクルーターたちが使う電話、サーバーにファックスマシーン、コピーマシーンに自社が持ついくつかのウェブサイトなど、すべてが適切に動いているかを確認しているそうです。
9:15am
自社サイト&SNSへの投稿
毎朝の機器のチェックが終わったら、ITヘルプデスクサポートを担当している上司の方に優先的に行うべきことがあるかを一旦確認します。
特にない場合は、毎週月曜日に必ず作るというTODOリストを見て、日々のタスクに取り掛かるそうです。
この日は、特に緊急のITサポートはなかったようなので、自社サイトやフェイスブック、ツイッターなどへの記事の投稿を行いました。
10:15am
トラブルシューティング
日々の業務の最中に、社内電話や社内チャットで連絡が。そういう時はトラブルシューティングの合図です。
特定のリンクにアクセスできない、パソコンがきちんと機能していない、コピー機のインクが切れた、などなど、大小含めて様々なトラブルシューティングをしなければいけません。その規模は本当に様々で、10分程度で解決できるものもあれば、メールサーバーのダウンや国際電話ラインの不具合などが起きた場合は、朝の時間をまるまる費やすことになるそうです。
また、こういったトラブルは1日に平均して2,3回あるとか。日々の業務がある中で呼び出されるのは大変そう…
11:00am
ポータルサイトの修正
Eさんのインターンシップ先は人材紹介会社で、リクルートメントに関係したポータルサイトを持っているそうです。そのポータルサイトに不具合がある場合修正をします。
12:00pm
ランチ
さて、お待ちかねのランチです。いつも年齢が近い同僚たちと一緒にランチに行きます。この日はお気に入りのお店でブラックペッパーチキンを食べました。しかもご飯は2杯分頼んだとか(笑)
1:30pm
タイムシートシステムの構築
ランチが終わると、空いた時間で学校とインターン先から出されているプロジェクトであるアプリケーションの制作に取り掛かります。この業務は、今までのITインターンシップ生たちから引き継いでいる業務だそうです。
忙しい日常でも、定期的に報告会議があるので少しでも進めないといけないそう。
2:30pm
自社ウェブサイトの修正
インターンシップ先の企業が所有するウェブサイトの細かな修正も行います。中には新しいウェブサイトや、未公開前のウェブサイトもあるため、まだまだ調整が必要なんだとか。
4:30pm
ウィークリーミーティング
毎週末にはその週あったことを報告する会議があります。特に、自社ウェブサイトをどれくらい調節できたかをアップデートするそうです。社長も参加してのミーティングなので、毎週とても緊張するとおっしゃっていました。
6:00pm
退社
Eさんは、退社時間になったらすぐに帰るそうです。帰ってからは、友達とディナーに行ったり、家でNetflixを観たり、まったり過ごすことが好きなんだそう。ちなみに最近はまっているドラマは、アメリカのIT犯罪関係の「scorpion」というドラマらしいです。さすがここでもIT!(笑)
インターンシップの大変なところ・好きなところ
最後に、Eさんの業務の中で一番大変だと思う点と、一番好きな点を伺いました!
一番大変なところ
ITの仕事は、できる限り早く問題を解決しなければいけません。問題を解決するという結果を出すことはもちろん、スピードも求められることが大変だと感じます。
一番好きなところ
IT関連のトラブルシューティングをして、同僚たちの問題を解決できるところが一番好きです。直接的に人を助けていると実感できることがやりがいにもつながっていると思います。
まとめ
EさんのシンガポールでのITインターンシップの様子をご紹介しました!EさんのようなITデスクトップサポートをしてくれている人たちがいるからこそ、日々の業務がスムーズに行えるんですね。Eさん、インタビューを受けてくださりありがとうございました!
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