「日本人が一人」だったからこその経験ができました!

Q. 簡単なご紹介をお願い致します。

2017年11月末から2018年5月までの約5か月間シンガポールの企業でインターンをしました。日本では大学卒業後、日系企業で2年間働いていました。大学時代にアメリカへ1年間語学留学と、中国語(北京語)を学びに台湾の大学へも短期の語学研修をした経験があります。

Q. 海外インターンシップに挑戦した切っ掛けはなんですか?

海外のビジネスを体験したいと思ったからです。また、ビジネス英語を実践的に学ぶために、一度日本人のいない外国人だけの環境で身を置いて働いてみたいと思ったからです。

Q. インターンシップ先をシンガポールに決めた理由はなんですか?

シンガポールには、様々な人種の人がおり、様々なバックグラウンドや考え方を持った人々が同じ場所に住んで、共通語の英語で話しているという事に興味を持ったからです。そのような多国籍の環境の中でなら、外国人である私も働きやすいのではないかと思いました。また、シンガポールは、ビジネスで急速に発展を遂げた国であり、その速さや効率さを体験したいと思いました。シンガポールの英語は中国語も混ざっており(シングリッシュと呼ばれる)学生時代に中国語も学んでいたので、今まで学んできた事が生かせると思ったからです。

Q. インターンシップ中のお仕事について聞かせて頂けますか?

翻訳やローカリゼーションのコンサルティング会社でプロジェクトマネージャーのアシスタントをしています。主に、日本語の翻訳の確認、翻訳の編集、翻訳者とのメールでのやりとり、クライアントとのミーティングへの参加、月2回のミーティングの参加、通訳会議の機材設置のアシスタント、またはその他チーム内での雑務のサポートなど。

Q. 日本人のいない環境でしたが良かった点、悪かった点はありますか?

良かった点は、日本が好きな同僚が多く、興味をもってもらえたことです。日本語に関する業務も多く、それについて助けることができてやりがいがありました。また、英語力が確実に上がったことです。最初早口で何を言っているのか分からなかった同僚の英語も最後には理解できるようになりました。悪かった点は、日本での仕事への考え方がこちらでは通用しないので、周りに合わせることが大変でした。また、仕事上で文化的な考え方の違いがあっても、社内で相談できる相手がいませんでした。

Q. シンガポールの生活で一番印象に残っている出来事があれば教えて下さい。

日本がシンガポール人にとても人気がある事。日本の日用品店や食料品店、レストランなどが多く進出していて、日本の製品のクオリティーの高さが人気です。シンガポールに来る前は、日本の文化がここまで浸透しているとは思っていませんでした。

同僚の中でも日本に興味を持っている人が多く、日本の文化や、色々な日本食レストランやお菓子を良く知っていました。日本が好きで頻繁に日本へ旅行をしている同僚も多かったです。日本の文化が好きで、桜の季節にはガーデンズ・バイ・ザ・ベイまで桜を見に行っている同僚がいたり、日本のテレビ番組から影響を受けてお弁当を会社へ持ってきている同僚もいました。特に日本食について印象が深いです。例えば、抹茶、北海道の名前が付いたスイーツ、ラーメン、寿司、丼ものなどはシンガポール人の中でとても人気があります。

Q. 週末の過ごし方について教えて下さい。

カフェ巡りが好きなので、小さいカフェをインターネットで探して巡っています。また、家で料理をするので1人の時は食材の買い物や家事をしていました。

友人と会う事もあり、仲良くなったマレーシア人、シンガポール人の同僚と一緒にジョホールバル(マレーシア)に遊びに行くこともありました。

Q. シンガポールのおススメスポット(また、何でおススメなのか)を1つ教えて下さい。

Outram Park駅付近に小さなおしゃれなカフェや隠れた美味しいお店が沢山あります。

Q. 最後にこれから海外インターンシップへ挑戦される皆さんに一言お願いします!

なるべく日本人のいない環境で働けたら良いと思います。悪かった点で、日本の考え方が通用しないと書きましたが、良く言えば新しい価値観を学べたと思います。また、周りの人が興味を持ってくれて、色々助けてくれたり教えてくれたり教えてくれます。自分が主体となって日本を紹介できたり、学ぶことが多いです。日本以外の国で色々な国の人たちと働くことで、色々な発見があり視野が広がるので今後自分がどうしたいのか考えられるチャンスだと思います!

 

[box class="pink_box" title="INTERN KAIGAIからの御礼"]5ヶ月間のインターンシップお疲れ様でした。無事にプログラムを終えることができて良かったです。滞在先の問題等もありましたが、それも含めて1つの大きな経験となっていれば嬉しいです。日本に帰っても引き続き挑戦し続けて下さい!

鈴木さんが挑戦したプログラム「シンガポールのインターンシップ」「長期海外インターン」をチェック![/box]