外資コンサルでインターン!伸び盛りのシンガポールで海外経験を積む

コンサル業界のインターンに参加したいと考える学生の数は年々上昇してきています。特に国内における外資系コンサルの人気は高まっており、優秀な学生ばかりが集まります。

冒頭からいきなり皆さんを不安にさせてしまいましたが、外資系のコンサルを志望する学生の皆さんにお勧めなのが、海外にてコンサル業界のインターンに参加することです。

日本で外資系コンサルのインターンシップに参加する前に、海外で実践の場を積むことで、コンサル業界について事前に学ぶことができちゃいます!

今回は今注目を集めるコンサル業界において、海外でインターンをするとはどういうことなのか、インターン生の体験談を踏まえて確認していきたいと思います。

コンサル業界とは?

コンサル業界とは
コンサルという言葉を一度は耳にしたことがある、という方は多いと思います。しかし大半の人が、コンサル業界で実際にどういう仕事が行われているか、具体的にイメージできていないのではないでしょうか?ここでコンサルの基礎を簡単におさらいしてみましょう。

そもそもコンサルとはコンサルタントの略称で、経営・戦略やその他業務上の課題について、顧客に対し専門的な知見による相談や解決策の提案(コンサルティング)を行います。具体的にコンサル業界は、総合系、戦略系、組織人材系、シンクタンク系、IT系などに分類されます。

論理的な思考の組み立てによって、専門性の高い知識をサービスとして提供しているので、当然自分が予めその知識に精通している必要があります。

実は身近なコンサルティング

実は日常生活においても、簡単なコンサルティングが行われているのです。

例えば学生の皆さんにとって、スマートフォンは既に慣れ親しんだ電子機器ですよね。それはスマホの機能や特徴を理解し、使いこなしているからです。一方、スマホにあまり馴染みがないAさんがいるとします。

自分がスマホのことをよく知っていて、自分の知識によってAさんの生活にプラスになると考えるのであれば、その知識や更なる使い方のコツを伝授します。結果として、スマホに親しみがなかったAさんの生活も便利で快適なものになったとしましょう。とても小さなことですが、これもコンサルティングの一つです。

しかし実際のコンサル業界で重要なのが、その情報が本当に相手が求めているものなのかどうかということです。顧客が求めるものを価値として提供するのが、コンサルタントのお仕事です。

インターン生の視点

現在シンガポールにて人材コンサルタントという、人と人とを仲介するコンサル業界の一種でインターンシップをしています。社内の雰囲気はとても明るく、社員の方も仲良しです。実際にインターンをしていく中、社内で皆さんが保有している知識は実は専門的なものだと気が付きました。

例えば外国の方からの応募であれば、ビザの申請や発行の仕方が必要です。社内にいると当たり前の知識になってしまいますが、一歩外に出ると詳細を事細かに知っている方はそう多くありません。質問があれば丁寧に説明し、顧客を納得させる必要があり、少しだけコンサルの本質に触れた気がします。

国内におけるコンサルのインターン状況

国内のコンサルインターンの状況とは
冒頭でも述べたように、コンサル業界は年々注目度が高まっており、それに比例するようにインターンシップの応募倍率も上がっています。

日本国内のコンサルティングのインターンでは主にチームに分かれて、与えられた課題の解決策を考える、という内容のものが多いです。実際にプロジェクトを体験し、コンサル業界を知ってもらう目的でチームワークを確認します。

コンサル業界では論理的な思考力や課題解決力などが問われるため、インターンに応募する競争相手も優秀な学生が多いです。そのため残念ながら、なかなかすべての人にチャンスが回ってくるわけではありません。

外資系コンサルのインターン志望なら海外もあり?

海外でインターンをしよう
コンサル業界に興味がある!けれど国内インターンはレベルが高く、自信がない…そんな方にお勧めしたいのが、日本を飛び出て海外でインターンシップを行うことです。

いきなり海外!?と驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、仮に外資系コンサルを希望すれば、必然的に海外に出向く機会も回ってくるかと思います。

海外インターンには国内では経験できない様々なメリットがあります。

裁量権が大きい

海外のインターン、特に中小企業の場合はインターン生でもビジネスの中心により近い分野を担当させてもらえることが多いです。これは国内と比べて、海外インターンは期間が長いことによるものと思われます。

しっかりと自分の仕事に向き合うことで、知識やスキルが身につくので、業界の知識がさらに深まります。

世界規模のビジネスに関われる

海外でのコンサル企業となるので、対象は世界のあらゆる地点になります。世界中のクライアントと連絡を取ることで、海外における国際ビジネスの運用を肌で感じることができます。

特に外資系のコンサルティング企業を将来的なキャリアとして考える方にとって、海外インターンで得た知識と経験はきっと役に立つものとなるでしょう。

広い視野を身に着けられる

コンサル業界に限らず、海外に行くと様々なシチュエーションに出くわすため、自分の視野が広がります。

コンサル業界では顧客の抱える課題や問題点に対して最適な答えを導く必要があるため、広い視野が必要です。海外にてインターンを行うことで、1つの物事をあらゆる方面から客観的に考える力が身につきます。

実際に、私も過去にコンサル業界のサマーインターンの選考に参加したことがありますが、チームで考えた提案を、現場コンサルタントの方にびっくりするくらい完全にダメ出しされました。
その際のフィードバックは、ロジカル的な考え方の甘さや、視点の狭さに関するものでした。確かに言われてみれば、と納得する部分ばかりで、改めて自分の視野を広げる必要性を認識したインターンでした。

大学3年生でコンサル業界のサマーインターンに参加したいと考えた場合、その前に実際の海外経験を積むことで、コンサル業界について理解を深められるだけでなく海外で働くことの意味や日本との違いを実感できます。

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シンガポールで海外経験を積もう

シンガポールが注目なわけ
海外にてコンサル業界のインターンをするなら、シンガポールがおすすめです。シンガポールと聞くと有名なのは金融業界かもしれません。

しかし金融業界だけでなく、様々な分野から注目されるのがシンガポールです。その特徴を見ていきましょう。

東南アジアで今最も注目される国

シンガポールは建国約50年にして急激な経済成長を遂げた国であり、現在も発展を続けています。そのためアジアへのビジネス展開を考える大手企業が、こぞってシンガポールを拠点として選んでおり、東南アジアのビジネスハブとしての立ち位置を確立しました。

そんなシンガポールでのビジネスはスピード感があり、限られた時間と予算の中で成果を出すコンサルティングの風土にぴったりです。またあらゆる方面から企業が集まってくるので、多様な業界との関りが持てるかもしれません。

多国籍国家だからこそ視野が広がる

更にシンガポールの多国籍国家という特徴は、社内でも存分に味わうことができ、実際のビジネスシーンにも役立ちます。社内でそれぞれの価値観を持つメンバーが同じ土俵で働くには、互いに相手のことを理解しあうことが不可欠です。

コンサル業界は顧客のニーズや要望をくみ取って最適な解決策を提案するものです。シンガポールでは、相手が何を求めているか常に考える環境に立たされるため、顧客とのやり取りにも好影響をもたらします。

インターン生の視点

インターンを開始する前、コンサルは残業が多い業界だと思っていました。ですが社員の皆さんは定時になると次々に帰り支度を始め、1時間後には残っている人はほとんどいません。(笑)

それはマネージャーの方々でも同様で、シンガポールでは女性の社会進出が日本以上に進んでいるため、ワークライフバランスを大切にしていることが実感できました。

ただし、もちろんやるべき仕事を残して帰っているというわけではありません。時には遅くまで残って顧客との対応をする時もあり、数字や成果もしっかり見られます。時間内にいかに効率的に業務を完了させ、最大限の結果を得られるかが問われ、そういった面ではコンサル業界の厳しさを目の当たりにしました。

コンサルの中でも種類やプロジェクトによっては、期限に間に合わせる必要があるため多少の調整が必要になることもあります。一概に言うことは出来ないので、あくまでも海外における人材コンサルの参考事例として受け止めてください。

現在成長中のシンガポールでコンサル業界について理解を深め、将来の自分のキャリア設計にも役立てましょう。