海外に長期滞在する時に考えなければいけないのがインターネットについてです。海外旅行であればポータブルWiFiや海外ローミングでも対応できますが、インターンシップのような長期には値段の面で向いていません。そんな中、長期滞在者に最も利用されているのがSIMカードです。フィリピンでもSIMカードの利用は既に広まっていて長期滞在者にとって無くてはならない物となっています。
フィリピンで利用できるSIMカードについて
フィリピンでのSIMカードの利用には大きく分けて「月額固定型プラン」と「プリペイド式プラン」2つの方法があります。
月額固定プランのSIMカードでは、購入したプランに合わせて毎月一定の料金(月額)が発生します。プリペイド式のSIMカードは、一定額の料金を先に払い、支払った金額に合わせてインターネットの試用可能量が決まります。(プリペイド式SIMカードは、データ量を使いきった場合や、SIMカードの使用期限が切れた場合にSuicaやIcoca等のように再度チャージして繰り返し使える機能もついています。)
プリペイド式のSIMカードはインターネットを使わなければ料金が増える事はありません。また、SIMカードの有効期限が1日~数ヶ月の物など滞在期間に合わせて選べるのがが特徴です。この関係で、インターンシップでフィリピンに滞在している学生の殆どは「プリペイド式のSIMカード」を利用しています。
コンビニエンスストアでプリペイドカードを購入してチャージする方法や、モバイルアプリやインターネットを通してチャージする方法があります。ただし、チャージを行った後に再度プランを設定する必要があります。
※プランを設定しなくても通話、インターネットの利用は可能ですが、利用料金が割高になってしまいます。
SIMカードはどこで買えるの?
SIMカードはフィリピンの空港、コンビニ、露店、ショッピングモール等、様々な場所で購入できます。私たちのお勧めは空港での購入です。空港内には各通信キャリアがカウンターを設置していますので、購入場所を簡単に見つけることができます。また、空港のスタッフは外国人への対応にも馴れていますで、SIMカード購入後の設定までお願いできます。フィリピンでは、SIMカード自体は₱40(80円程度)で購入し、その後、希望に合わせたプランの選択をします。
日本ではLINEを使いますが、フィリピンでは「WhatsApp」「Facebookのメッセンジャー」で連絡を取り合うことが主流です。WhatsApp、メッセンジャー共に電話機能がついているので、データ容量を重視したプランの選び方をされる方も多くいらっしゃいます。
フィリピンのおすすめSIMカードブランド
今回紹介するフィリピンのSIMカードブランドは①SMART、②Globe、➂Touch Mobileという通信会社です。これらの企業はフィリピンでのAU、ドコモ、ソフトバンクのような大手通信会社で、SIMカードの販売をしています。(2020年2月現在の為替レートは、100円=約46フィリピンペソです。)
SMARTとGlobeはフィリピンの2大通信会社で、現地に住むフィリピン人の殆どがこの2社のどちらかを使っています。Touch MobileはGlobeの子会社で、上記2社に比べると少し知名度では劣りますが、Touch Mobileも安定したインターネット環境を提供しています。
SMARTのSIMカード
期間 | データ容量 | 特典 | 電話やテキストについて | 価格 |
30日 | 8GB | 1GB/日で動画閲覧が可能(YouTube, iFlix, iWant TV, NBA League Pass, Cignal TV) | 通信キャリア「Smart」「 TNT」「 Sun」への無制限通話 すべての通信キャリアへの無制限のテキスト送信 | ₱999 |
30日 | 5GB | ₱749 | ||
30日 | 2GB | ₱449 | ||
30日 | 4.5GB | 1.1GB/日で動画閲覧が可能(iflix, Youtube, Spinnr, Vimeo, Dailymotoion, Dubsmash) | なし | ₱799 |
30日 | 2GB | なし | ₱299 |
GlobeのSIMカード
期間 | データ容量 | 特典 | 電話やテキストについて | 価格 |
30日 | 8GB | 1GB の選択した1アプリ内での使用 | なし | ₱999 |
30日 | 4GB | なし | ₱599 | |
30日 | 1.5GB | なし | ₱299 | |
30日 | 200MB | 通信キャリア「Globe」「Touch Mobile」への無制限通話 すべての通信キャリアへの無制限のテキスト送信 | ₱350 |
Touch MobileのSIMカード
期間 | データ容量 | 特典 | 電話やテキストについて | 価格 |
30日 | 8GB | 1GB の選択した1アプリ内での使用 | なし | ₱999 |
30日 | 4GB | なし | ₱599 | |
30日 | 1.5GB | なし | ₱299 |
フィリピンのSIMカード会社3社を比較してみて
最も容量の多い8GBのSIMカードプランでも約2,000円程となりますので、お財布には優しい値段設定です。「SMART」「Globe」「Touch Mobile」共に安定したインターネットを提供していますので、どこの会社のSIMカードかで迷っている場合は、上記3社からの購入をお勧めします。また、上記以外のプランで1日事にデータ容量を決められるプランもあります。フィリピン(特に都市部)はFree WiFiも広く設置されていますので、自分が日々どういったところでインターネットを使用しているかをイメージしながら、一番合うSIMカードプランを見つけて下さい。
フィリピン(マカティ)の無料Wi-Fiについて
フィリピン(マカティ)でも日本と同様にレストラン、カフェ、ショッピングモールでフリーWi-Fiを利用できます。レストランやカフェでは、パスワードが設定されている場合が多いので、店員さんにパスワードを聞いて利用します。大型のショッピングモールではパスワード無しで利用できるWi-Fiが多く便利ではありますが、アクセス数が増えるにつれて通信速度が遅くなってしまうという難点もあります。
カフェやレストランでWi-Fiパスワードを聞く際は「Can I have Wi-Fi password?」でばっちり!
まとめ
フィリピンのSIMカードについてご紹介しましたが、いかがでしたか?日本ではあまりなじみのないプリペイド式のプランは少しわかりにくいかもしれませんが、フィリピン以外でもプリペイド方のSIMカードが利用される事は多く、今後の海外旅行にも役立ちます。この機会にプリペイドSIMを使ってみるのも悪くありませんね!