インターンシップへの参加には目標設定が不可欠です。目的意識や自分自身の目標が具体的であればあるほど、インターンを有意義なものにすることが出来ます。
今回の記事では、インターンシップへの目標設定のポイントを、海外のインターンの事例から解説していきます。
あっという間に過ぎてしまうインターン生活、最大限の学びを吸収しましょう!
なぜインターンシップをするのか?
近年インターンシップという言葉を聞くことが増えてきました。学生の多くの方がインターンシップへの参加を考えていますが、そもそもインターンをする目的とは何でしょうか?
インターンの目的としては、業界や会社の雰囲気を見てみたい、就職活動で少しでも有利に進めたいといった理由が主かと思います。インターンシップと一口に言っても、1日などで開催され、会社の中身を知る説明会・セミナーのようなものから、業務を疑似体験するワークショップ型、3か月以上などの長期間で実際に一社員として業務を行う就労型など、その内容や期間は様々です。
長期のインターンを行えば、より深く実務に触れる機会が増えるため、自分自身の知識やビジネススキルといった経験値が得られます。
こちらの記事では海外インターンシップで経験できるおすすめの職種についてご紹介しています。
海外インターンシップにはどんな職種があるの?
インターンにおける目標とは
インターンシップに行くには、そのための時間を確保せねばなりません。また、インターンの実施場所が自宅から離れていれば費用もかかります。そうまでしてもインターンに参加したいのであれば、それに見合うだけの学びを得たいところ。
インターン生活を最大限充実した有意義なものにし、自分自身の成長につなげるためには目標を決めておくことが重要です。
ただし目標を設定することは、必ずしもインターンで成果を出すこととイコールではないんです。短期間のインターンでは会社側も、ものすごい成果や画期的なアイデアを学生に期待しているわけではありません。そんなアイデアがさっと思いついちゃうような頭のきれる方は、起業されることをお勧めします。
自分が業界について知識がないから、インターンを通してもっと深くその業界を知りたい。そのために、インターンでは積極的に質問をする。これも立派な目標の一つです。
たとえ小さな目的や目標でも、それを達成させるために自分がどう動くべきがを考えるきっかけになれば、十分意味があるものと言えます。
目標を設定するメリットとは
例え1日や短期間のインターンシップだとしても、目標を設定することは大切です。また、具体的な目標が設定されることで考えられるメリットはたくさんあります。1つずつ確認していきましょう。
インターン参加へのモチベ―ションに繋がる
自分が設定した目標なら、その達成に向けて主体的に動くことが出来ます。やらなければいけないこと、成し遂げたいことが明確であればあるほど、インターンに対するモチベーションに繋がります。
自分を奮い立たせることが出来るのは自分、ということですね。最初から高すぎる目標を設定してしまうとかえってやる気がそがれてしまうので、その辺のさじ加減は自分で調整しましょう。
自分を振り返るきっかけになる
目標を設定することで、自分の現状や目標とのギャップを改めて確認することに繋がります。インターンをした後にも、自分が設定した目標に対して自分がどう行動できたかなどを振り返り、アウトプットすることが大切です。
就活においても自己分析は重要なので、インターンの段階から癖付けをしておくと後々に役立っていきます。
就活でアピールできる
日本で就活をしたい学生にとっても、企業にとっても、もはやインターンシップは当たり前になりつつあります。そんな中、何となくインターンに参加したというだけでは説得力が弱く、アピールに繋がりづらいです。
逆に、短期間のインターンと言えど目標を予め具体的にしておき、そこを踏まえてインターンを経験したことで自分がどう変わったか、という過程が説明できればストーリー性が生まれます。そうなると、企業側も熱意があることが可視化できるのです。
海外就職に興味のあるかたはこちらの記事がおすすめです。キャリアアドバイザーによる海外就職のポイントと準備方法をご紹介しています。
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目標の設定の仕方
では具体的にどのような目標を立てればいいのでしょうか?目標設定の際に基準となるポイントを確認していきましょう。
なるべく数値化した実績を作る
先ほどもお伝えしたように、目標設定は具体的であればあるほどいいです。自分にとっても何をすべきか明確ですし、会社にとっても成果を確認しやすいのはやはり数値化されたデータです。
そのため、何か1つでも成果を出したい、という大きな枠組みの目標があるとすれば、もう少し掘り下げてみましょう。例えば、営業のインターンであれば1日〇件電話する、などです。
特に長期のインターンや海外のインターンの場合はそれなりに実績を求められることもあります。そういった中で成果を出すことが出来ればインターン先の企業に貢献できるだけでなく、自分自身の成果・成長として、就活において十分にアピールできるネタになります。
自分の弱みや足りない知識を身に着ける
インターンシップ内で課されるワークや実際の職務経験を通して、自分の弱みや苦手な部分がはっきり浮き彫りになります。
社員の方からフィードバックをもらうこともあり、インターンを経て得る経験は、今後の働き方の指針にもなります。そういった点を克服したり、自分が知らない知識やスキルを可能な限り習得する、という目標を立てることで、自分自身がより成長できます。
社内の先輩からなるべく話を聞く
学生のうちには気づかないかもしれませんが、実は企業の中の人たちと話すというのは貴重な機会です。
社会人になって会社に入れば、その組織の一員として振る舞う必要があります。他の企業の方と話をするには約束を取り付けなければいけないし、相手と腹を割って何でもかんでも話せるわけではありません。
学生という自由な身分のうちに、社内の雰囲気や業界で求められる人材、今後のキャリアの組み立て方など、思いつく限りの質問を色々な方から伺っておきましょう。
ただし相手は人生相談のためにいるのではありませんし、各々の業務があります。公私は使い分けて、間違っても迷惑をかけたり仕事の邪魔をしないように注意しましょう。
海外インターンなら尚更目標設定が大事
インターンシップにおいて、具体的な目的や目標をもって臨むことがインターン生活を成功させる秘訣です。そして、海外における長期インターンシップでは目標設定の重要度は特に高いです。
海外のインターンは長期間
海外のインターンは短くても3か月以上、基本は半年から1年間と期間が長いものが多いです。長期のインターンの場合は、目標がないと途中で何をモチベーションに仕事をすればいいのか迷ってしまう可能性があります。
また、実力主義という海外企業の特徴から、インターン生にも実績を求めるケースが非常に多いのも特徴です。わざわざ海外で自分がインターンをするのは何のためなのか、インターンが終了した時点の自分の姿をどう考えるのか、という長期的な目標がなければ、そもそも企業側が受け入れてくれません。
周囲を納得させるため
別の問題として、海外に長期間滞在するためには時間とお金が必要です。大学生の皆さんなら休学の必要があるかもしれません。海外にいく分費用も掛かるため、大抵のケースでご両親の理解が必要になると思います。
その際に、自分が何をしたくて海外でインターンをするのか、という部分がはっきりしていないと、ご両親を説得させることは難しいです。逆に目的や目標が明白であれば、海外行きを応援してくれると思います。
自分の夢を実際のカタチにするためにも、目標設定は大切なプロセスです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。目標をもち、その達成に向けて行動するということはインターンシップや就活のためだけではなく、今後の人生においても役立つことは間違いありません。学生のうちからそういった力を身に着けておき、社会に出た時に役立てましょう。
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