マレーシアの給料について

物価が安く、住みやすい国として知られているマレーシア。ですが、海外挑戦の前には現地でのお給料を知っておく必要があります。本記事ではマレーシア(クアラルンプール)でのお給料事情を解説しています。

マレーシアの通貨はリンギット

お給料の前にまず知っておかなければいけないのが現地の通貨です。マレーシアの通貨は「リンギット」と呼ばれます。2018年の1月時点での為替は100円が約3.5リンギット(RM)です。

マレーシア(クアラルンプール)の給料は??

マレーシア人の平均月収は約5,000~6,000リンギットです。新卒や入社1、2年目の社員は約3,000リンギット前後が目安となります。企業の大きさや職種で変化が起こりますが、全体の平均としての目安にして下さい。

職業別に下にいくつか例を挙げてみました。(下記は全て約1~3年目社員月収です。)

マーケティング担当                 :RM3,150
営業担当                                      :RM3,250
ソフトウェアエンジニア         :RM4,401

※給料の水準としては、高い専門知識が必要な職種程給料が高い傾向にあります。これは日本と同じですね。

5,000~6,000リンギットってどれくらいの金額なの?

2018年の1月時点で5,000~6,000リンギットは日本円で約14万円~17万円となります。一見少なく見えるかもしれませんが、物価の低いマレーシアでは1人暮らしであれば十分生活ができる金額です。海外生活をする時は、単純に通貨を変換して考えるのではなく、現地の生活に掛かるコストも考慮して考えてみましょう。

日本人がマレーシアで稼ぐ給料ってどれくらいなの?

日本人がマレーシアで働く際の月収は最低5,000リンギットとなります。マレーシアでは企業が日本人に就労ビザを申請する際に最低5,000リンギットを支払うと定められていますので、日本人は最低5,000リンギットを収入として得る事ができます。また、雇用条件(駐在員か現地採用)で給与に変化がでます。駐在員は日本の給与水準に基づいて支払われ、海外赴任手当等も支給されるので8,000リンギット以上支給される場合が多いです。一方で現地採用の日本人社員は、その国のローカル社員より少し高めの給与帯となります。(少し高めですが、最低額は5,000リンギットです。)

5,000リンギットの収入である程度しっかりした生活が送れますので、日本人がマレーシアで就労する場合は一定の生活水準が保証されていると言えます。

インターン生の給料はどれくらいなの?

マレーシアでインターンシップをした際の給与額の平均は約500~1,500リンギットと幅が広いです。これに加え、場合によっては住宅補助や交通費を支給する企業もあります。ただ、短期インターンシップ(~3ヶ月)の場合は給料を支給しない企業が多く無給インタン―ンシップとなるケースも多いです。

500~1,500リンギットでどれくらいの出費(インターンシップ中の)をカバーできるの?

女子短期インターン生(大学生)の出費を例に給料1,000リンギットの場合で考えてみました。

※出費には個人差がありますので、あくまで参考として読んでみて下さい。

毎月の出費

食費  :500リンギット
家賃  :700リンギッ
交通費 :100リンギット
携帯代 :70リンギット
その他 :350リンギット
合計  :1,720リンギット

1,000リンギットの月給で一ヶ月単位で見てみると、出費の半分以上をカバーできています。こちらの学生様の場合月々に720リンギットマイナスとなっていて、これは日本円に換算すれば約20,000円~21,000円となります。

6ヶ月で計算すれば、2,0000円×6ヶ月ですので約120,000円のマイナスとなってしまいますが、海外留学で語学学校に通う出費と比べると低コストではないでしょうか。

まとめ

以前の記事「長期インターンシップの観点から東南アジア各国を比較してみた」という記事でも書きましたが、マレーシアは英語の使用頻度も高く、東南アジアの中では学べる経験の質・量とそれに掛かるコストが非常にバランスの良い国です。決まった予算内で経験をしたいと考えている方は一度じっくりと調べてみてはいかがでしょうか。

マレーシアのインターンシップをもっと知りたい

マレーシアのインターンシップの詳細は「マレーシアのインターン概要と生活情報」をご覧ください。