シンガポールで長期用SIMを購入!おすすめは?

旅行や留学、インターンなど海外に行く際に重要なのが、インターネットの通信環境ですよね。海外では日本と異なり、スマホの格安SIMカードが普及しています。

SIMを現地で購入することで、日本からWi-Fiルーターなどを借りて持ち込まずとも快適にネットを利用することができるんです。しかもルーターを借りるよりはるかにお得!これは知らなきゃ損!

しかしどの会社、プランを選べばいいのか迷ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?今回はシンガポールにおけるSIM事情を徹底解説していきます!自分に合ったプランを選んで、賢くインターネットを使いましょう。

シンガポールのSIM事情

シンガポールでネットを使うには
シンガポールではプリペイド式の格安SIMが主流です。プリペイドSIMを利用するには、スマホをSIMフリーにしておく必要があるので注意しましょう。

プリペイドSIMとは

プリペイドSIMとは、その名の通り予めSIMに必要金額をチャージして、そこから各サービスを購入していくといったSIMです。日本のSuicaやPASMOのようなイメージです。

シンガポールのプリペイド式SIMは、観光客向けの短期型、留学やインターンなど滞在者向けの長期型の2種類があります。どちらも利用するためにはSIMフリーのスマホが必要となるので、現地に到着する前に日本で事前に準備しましょう。

ただシンガポールではSIMの悪用を防ぐために、2014年4月1日より1個人で購入可能なプリペイドSIMの枚数が3枚に制限されました。よって、1つのSIMを長く使うためにちょっとしたコツが必要です。

シンガポールでSIMの買い方

シンガポールでSIMを買う方法とは
SIMは空港または市内、コンビニなど、どこでも購入可能です。ただし場所によっては自分が求めているSIMの取り扱いがない場合もあります。

また、購入の際にはパスポートと現金での支払いが必要になることを覚えておきましょう。空港でお金を両替する前にSIMを購入しようとすると、クレジットカードは受け付けてくれず結局2度手間に…なんてことにもなりかねません。

現地でインターネットを使うために、まずはスターターセットとしてSIM本体を購入します。その購入金額が、スマホ本体のメインアカウントの初期分としてチャージされる、という仕組みです。国内で電話を掛けたりSMS(メッセージ)を送ると、このメインアカウントから金額が引かれていきます。

プリペイド式のSIMには有効期限が存在しますが、本体残額をチャージ(top up)することで、SIM自体の有効期限を延ばすことができます。長期の滞在を予定している場合は、期限が切れる前に再度チャージしましょう。チャージは、top up カードを購入したり、オンラインや各社が提供するアプリから簡単に行えます。

また、最初にスターターセットを購入すると何日間か有効なデータが合わせてついてきます。データを使い切ってしまった場合や、有効期間が終了してしまった場合は、データプランを追加購入することで再度インターネットを閲覧することができます。

データプランはオンラインやアプリから購入できますが、支払いの方法としてメインアカウントに残高があれば、それをデータの購入として割り当てることができちゃいます。

シンガポールの通信会社

ではシンガポールにはどのような通信キャリアがあるのでしょうか?日本でいう3大通信キャリアのNTTドコモ、ソフトバンク、auに値するのがSingTelStarHubM1の3社です。中でもSingTelはシンガポール国内で最大の通信事業会社で、StarHub、M1の2社が後を追うという構図です。

各社プランの特徴

短期・長期SIMの違いは?

観光大国としても名高いシンガポールでは、観光客向けの短期用SIMもかなり充実しています。使えるデータ容量がかなり多く、初期費用も安く済むのでそちらの方がいいのでは?と思う方もいるかもしれません。

しかし短期のSIMはデータプランをtop upしようとするとかなりコスパが悪くなります。もともと短期滞在者向けに作られたSIMなので、データの延長は1日あるいは7日間のプランのみになってしまいます。そして金額も若干割高に…。

対して長期向けSIMは、追加のデータプランが有効期間が1日、7日間、30日間のものが揃っており幅が広いです。2週間以上の滞在予定であれば、長期向けSIMを購入した方が結果的に安く済むことがほとんどです。

また、長期滞在者向けSIMはその有効期限の長さが特徴。一度購入してしまえば、有効期限をあまり気にせずSIMを利用できます。国内への電話やSMSが最低コストで利用できる点も、滞在者を意識したプランとなっています。

会社によってSIMのプランが微妙に異なってきますので、以下、各社のプランを詳しく見ていきましょう!

尚、日本円への換算は1SGD≒80円で計算しています。

長期滞在者向けSIM

おすすめのSIMプラン

Singtel - Hi! SIM

価格有効期限利用可能データ備考
SGD8
(約640円)
30日間1.5GB
【500MB (anytime)
+1GB(12am to 8am)】
$10の初期クレジットがつく
SGD15
(約1200円)
120日間3GB
【1GB (anytime)
+2GB (12am to 8am)】
WhatsApp, WeChat, LINE が1年間使い放題
向こう11カ月で毎月$10以上のチャージが必要
SGD38
(約3040円)
180日間3GB (30日間有効)最初についてくる3GBはマレーシアでも使用可
SGD50
(約4000円)
180日間5GB(7日間有効)チャンギ国際空港でのみ販売

*アプリから無料の500MBをダウンロードできる

StarHub - Happy Prepaid SIM

価格有効期限利用可能データ備考
SGD8
(約640円)
90日間800MB (30日間有効)
SGD15
(約1200円)
180日間2.2GB
【最初の月1.2GB + 月200MB
(5カ月)】
WhatsApp, WeChat, LINE が使い放題
SGD50
(約4000円)
180日間100GB (10日間有効)5GBのデータローミング付き(30日間有効)

M1 - M1 Card SIM

価格有効期限利用可能データ備考
SGD5
(約400円)
90日間500MB (20日間有効)
SGD15
(約1200円)
180日間2GB (120日間有効)

長期向けSIMの場合、購入金額がそのまま初期の本体アカウントのクレジットになります。データなどを使い切った場合には、オンラインやアプリを通してクレジットの残高から追加できます。

また、本体クレジット自体もtop up でチャージすることができます。top upカードは種類も様々で、単にメインアカウントの残高をチャージするものから、キャンペーンで特典が付いてくるものも。自分のインターネットの使い方に応じてプランを自由に組み合わせることができます。

長期向けのおすすめプラン
海外インターンシップなどの長期滞在者におすすめなのはSingTelです。国内最大手の通信キャリアだけあって、シンガポール国内のほとんどどこでもネットが繋がります。また、データプランもキャンペーンなどで色々特典が付くものが多く、自分の用途に合わせたプランを選びやすいです。

まとめ

シンガポールのSIMについてご説明してきましたが、いかがでしたか?データのプランやSIMの有効期限など、日本とはシステムが違うので複雑に見えますよね。でも格安SIM を使いこなすことができれば、シンガポールの生活をより快適にすることができます!

また、格安SIMはシンガポールだけでなく、海外では一般的です。一度仕組みを理解すれば、海外旅行の際もわざわざ日本からWi-Fiルーターを借りずに、安くインターネットに接続できちゃいます。

詳しいSIMカードの基礎的情報はこちらの記事をご覧ください。

 

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