シンガポール英語「シングリッシュ」の5つの特徴!学ぶメリットは?

海外インターンの強みと言えば、語学力を鍛えられる点。国内インターンでは、日本語を使用する場合がほとんどですよね。しかし、海外インターンでは日常生活から英語などの日本語以外の言語を使うことが求められます。

シンガポールも英語力を鍛えられる国の中の1つです。しかし、よくシンガポールの英語について耳にするのは、シンガポール人の独特のなまり「シングリッシュ」について。

シンガポールでインターンを検討されている方の中には、このシングリッシュがどのようなものなのか気になっている方も多いと思います。

そこで今回は、シンガポール英語「シングリッシュ」の特徴とシンガポールで英語を使ってインターンをするメリットをご紹介していきます!

そもそも「シングリッシュ」って?

シンガポールにあまりなじみのない方にとっては、「シングリッシュ? 何それおいしいの?」状態だと思います。そんな、シングリッシュという言葉を初めて聞いたという方のために、まずはシンガポール英語がどのようなものなのか説明します。

「シングリッシュ」とは、シンガポールの英語という意味で、「シンガポール」と「イングリッシュ」が合わせられた造語です。シングリッシュは、主にシンガポール人の間で使用されるカジュアルな言語。そのため、ビジネスの場ではきちんとした英語が話されています。

日本で英語教育を受けていると、アメリカ英語を中心にイギリス英語を学ぶことがほとんどだと思いますが、世界に行くとその土地それぞれの発音やアクセントにアレンジされた英語が話されていると思っていてください。

シンガポールの英語もその中の1つで、主に、中国語、マレー語、イギリス英語の影響を受けており、多民族国家のシンガポールならではの背景があることを理解しておきましょう。

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シンガポール英語の特徴5つ

それでは、具体的にどのような英語がシングリッシュと言えるのでしょうか?実際に日常生活でよく聞く単語や、発音などの特徴を5つご紹介します!

語尾に「lah」や「loh」

まず、この「lah」や「loh」はシンガポール英語には欠かせません。老若男女、みんなが使います。

「Ok, lah」
「No, lah」

これらの「lah」や「loh」は、中国語の「了(ラ)」という強調する言葉から影響を受けているそう。特に意味はないらしいので、語尾になんかつけてるなあ、くらいに思っておきましょう。

できるときには「can-can!」

続いて、シンガポール英語は「Can」の使い方や発音に以下のような特徴があります。

いいよ:「Can can!」(キャンキャン!)
だめ:「Cannot!」(キャノッ!)
これもいいよ:「Also can」(オルソーキャン)

キャンキャンと2回繰り返すは、中国語で「can」を意味する「可以(クァーイ)」を続けて「可以可以」と言う習慣から来ているそう。「Cannot」がキャノッのような発音になるのは、中国語の発音に影響を受けているためです。そして、「Also can」も中国語で同じ意味の「也可以(イエ・クァーイ)」がルーツになっています。

シンガポール人の相槌は「うん」!?

人の話を聞いている際に打つ相槌ですが、英語だと大体「Uh-hun」と言っているイメージがあるかもしれません。

しかし、シンガポール人は、人の話を聞くときに確かに「うん」「うん」と相槌を打つことがよくあります。また、もしくは「ん」と言っている人が多いです。これはどこがルーツなのか調査中ですが、日本人にとってはとてもなじみやすいと思います。

「R」の発音が短い

シンガポール英語の特徴の1つが、「R」の発音が極端に弱いこと。ほとんど聞こえません。

Car Park:カ・パ
Clarke Quay:カー・キー

これは、イギリス英語はアメリカ英語と比べて「R」を発音する時に舌を巻かないこと、「R」をちゃんと発音しない南側の中国語の影響を受けていることが理由としてあげられます。

文法をあまり気にしない

これは、年配の方によく見られる特徴なのですが、シンガポール英語は動詞の過去形をあまり気にしません。また、先ほどの「Also can」にも見られるのですが、文章を構成するよりも単語をとにかくつなげて話すことが多いです。

「You go to Sentosa yesterday?」
「I finish work already」

このように、yesterday、 tomorrow、 already、yetなどをつけて時制を判断するそうです。

シンガポールで英語を学ぶメリット

では、シングリッシュがどのようなものかわかっていただけたところで、シンガポールで英語を学ぶメリットについてご説明します。

メリット①:文法をそんなに気にしなくていい

先述のとおり、シンガポール英語は、文法を細かく気にしなくても大丈夫です。確かに中国語などの影響を受けているため、最初はそのなまりに慣れるまでに時間はかかりますが、パーフェクトな文章ではなくてもいいという点は英語を勉強する方にとっては安心できます。

メリット②:リスニング力が鍛えられる

シンガポール人は大体の人が早口です。シンガポール人が英語を話すスピードに慣れると、アメリカ人やイギリス人が話す英語がとてもゆっくりに聞こえます(もちろん個人差はあります)。そのため、シンガポールの英語が分かるようになれば、アメリカやイギリス英語にも自然と慣れていくはず!

メリット③:ビジネスの場では英語のみが使われる

インターン生にとって重要なのが、英語の使用頻度。どうせ挑戦するなら英語漬けがいい!という方も多いと思います。

そんな方にとってシンガポールは最高のインターンの舞台。東南アジア諸国の中では、ビジネスの場でローカルの言語が用いられることがあるのですが、シンガポールのローカルビジネスの場では英語以外は使われません。もちろんプライベートになれば中国語やマレー語で話している同僚はいますが、シンガポールはビジネス英語を学ぶ機会で溢れています!

言語以外にも、更に詳しくシンガポールの働き方について知りたい方は、こちらの「シンガポールの働き方」のページをチェック!

いかがでしたか?インターンをする上で、英語力を上げることはとても重要です!シンガポールにはビジネス英語を身に着けるチャンスがたくさんあります。ぜひシンガポールのインターンに挑戦してみてください!

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